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「いらっしゃーい。R・Bだよ。
ギターの話でも何でも遊びに来てね~。待ってるよ~」多摩ニュータウン界隈で見かけるテキサス・ロングホーン(牛の角)がついたジープ。あのクルマの持ち主が、この店のオーナーR・B。
10代の頃FMラジオから流れてきたブルースをきっかけに音楽にはまり、今もギターを抱えてステージに立つ。20代と30代前半は料理の世界で活躍。某洋食店の総料理長も務めた。
そのR・Bが「シルバージュエリーR&B」を1997年にオープン。手先の器用さを生かして、店内の工房でオリジナルシルバーを制作したり、シルバージュエリーの修理もお手の物。他店で断られた修理品や、使わずに眠っているシルバー、R・Bなら蘇らせることができるかも。 -
「やっぱり、アメ車でしょ!」
噂のジープは、1986年式の『AMC・ジープCJ7』。1997年にオープンした当初から店頭でお客様を迎えてきた。ジープの顔には、テキサス・ロングホーン(牛の角)がついている。なぜか、その角の先端には、ニコちゃんのボールが…。R・Bに聞くと「尖った角にお客さんがぶつかったら危ないから、何かないかな…と探していて。いいの見つけたでしょ?」と、おちゃめなところも。
マイカーは『ジープ・チェロキー』、『シボレー・サバーバン』、『キャデラック』と乗り継いできた、生粋のアメ車好き! かつては大型バイクやハーレーダビットソンで乗りつける人も多かったけれど、今では、親子二代・三代で訪れるお客さまも増えたのは、R・Bの人柄かもしれない。 -
「ブルースは、変形ギターで!」
音楽は高校1年生の頃からブルースバンドを組み、ライブでもギターボーカルとして活躍。スリーキングと呼ばれる「アルバート・キング」「B.B.キング」「フレディー・キング」や、「ピーター・グリーン」「ジョニー・ウィンター」が大好き。50年代のシカゴスタイルから70年代の前半のホワイトブルースまで、何でも弾き熟す。今でも、多摩市・桜ヶ丘や多摩センターのステージに立っている。
自宅にはギター部屋があり、大好きなギターとアンプが並んでいる。ブルース好きだが、ギターは「かっこいいから」いつも変形ギター。ギブソンの『ファイヤーバード』や『フライングV』『エクスプローラー』など、部屋に並ぶギターを見ては、「オレ仕事がんばってるなぁ〜」と思いながら過ごす時間も「好き」だとか。